バルサで「新たなゴースト・ゴール」? FWスアレス、高難度の美技がノーゴール判定
バルサFWスアレスが渾身のラボーナ、ゴールラインを超えたかに思われたが…
バルセロナでまたも幻のゴールが生まれた。現地時間17日の本拠地デポルティボ・ラ・コルーニャ戦(4-0)でウルグアイ代表FWルイス・スアレスの放った渾身のラボーナ(軸足の後ろに蹴り足を交差させてキック)はゴールラインを超えたかに思われたが、ノーゴール判定。スペインメディアは「新たなゴースト・ゴール」と報じている。
バルセロナは前半19分にスアレス、同41分にブラジル代表MFパウリーニョがゴールを決めて2-0のリードを奪った。そして迎えた同44分に問題のシーンが起こった。
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシがスアレスとのワンツーでペナルティーエリア左に侵入し、クロスを供給。ここへ走り込んだスアレスは、シュートが一度DFにブロックされるも、こぼれ球を拾って難易度の高いラボーナでゴールを狙った。シュートは空中でGKに掻き出されたが、すでにゴールラインを越えていたのではとマテウ・ラオス主審の判定が議論を呼んでいる。
スペイン紙「スポルト」は「新たなゴースト(幻)・ゴール」との見出しで報じている。掲載されたシュートシーンを横から捉えた写真では、ボールは明らかにラインを越えているように見えている。
過去にもゴール無効が続いて物議醸す
試合は後半にもスアレスとパウリーニョが追加点を奪って4-0で快勝したが、過去にはバルサが誤審によって勝点を逃している。
第13節のバレンシア戦(1-1)でも明らかにラインを越えたメッシのシュートがノーゴールと判定されたほか、今年1月30日のレアル・ベティス戦(1-1)でもラインを越えたゴールが無効となる疑惑の判定が物議を醸していた。
スペインではゴールラインテクノロジーが導入されておらず、映像を使った検証を行うビデオアシスタントレフェリー(VAR)も来季以降の導入となる。