ヴェンゲル監督、決勝点のエジルを称賛しつつも…試合内容には低評価
アーセナル対ニュカッスルー (1-0)
アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督が素晴らしいボレーを決めた同クラブのドイツ代表MFメスト・エジルに賛辞を送りつつも、一方で試合内容には不満げなコメントを残した。イギリスメディア『スカイスポーツ』が16日付で伝えている。
プレミアリーグ第18節が16日に行われ、アーセナルはホームにニューカッスルを迎えた。試合は23分に相手のクリアボールをエジルが豪快なボレーで叩き込み、アーセナルが先制。そのまま試合は終了し、同クラブは4試合ぶりとなる勝ち点3をつかんだ。
ヴェンゲル監督は決勝点を挙げたエジルに言及し、同選手のパフォーマンスを絶賛している。
「エジルのゴールは素晴らしかったし、彼はあのようなプレーを生み出せるポテンシャルが備わっている。彼には素晴らしいプレーを生み出すために、リスクをとり続けることを心掛けてほしいね」
「通常、彼は試合のうち99パーセントの場面で試合をコントロールし、他の選手にチャンスを与えることが出来る選手だ。もちろん、私は彼のゴールに満足しているし、とても重要なゴールを挙げてくれたと思っているよ」
一方で、ヴェンゲル監督は試合の全体的な印象に関しては、「不快な場面が多かった」と満足のいかない様子を隠さなかった。
「試合に対しては良い場面より、不快な場面が少し多かったと感じる。最後の5分間では少しぎこちなくなってしまったね。ただ、バックラインでミスを犯さなかったのは評価したい」
「この試合では、勝利の必要性を選手たちが感じていたことが見て取れた。一方で、チャンスを生かしきれなかったことで、少し自分たちで試合を難しくしてしまったように思う。ただ、6日間で3試合をこなすのは体力的にも厳しく、苦戦することは分かっていたよ」
アーセナルはこの勝利で、暫定ながらリーグ戦4位に浮上した。次節は22日にホームで大一番であるリヴァプール戦が控えている。