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逆転負けの柏に迫る降格の足音…FW瀬川「勝ち点1でも積み上げるべきだった」

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[11.6 J1第32節 柏2-3鹿島 三協F柏]

 開始6分で鹿島に先制点を献上。残留するためには負けられない柏レイソルに流れを引き寄せたのは、FW瀬川祐輔だった。先制された後の前半10分、ゴール前に入ったロングボールがMF伊東純也、MF江坂任とつながり瀬川にわたると、目の前のDFをフェイントで外して左足を一閃。さらに24分には、FWクリスティアーノからのパスを受けると、DFが寄せるより速くシュートし逆転弾を決める。いずれもシュートの上手さが光ったゴールだった。

 しかし、リードを奪ったのつかの間、3分後に同点とされると、後半には逆転を許す。「前半はある程度イメージどおり。ただ、もうワンチャンスを決められなかったところはダメだと思います。後半は僕たちはやること変えずに入ったんですけど、鹿島さんのほうは前半よりボールに対してプレッシャーにいくようになっていた」と瀬川。鹿島の3点目は最終ラインからの縦パスを奪われ、その流れからカウンターを繰り出してのものだった。

 J1ラスト5試合から痛恨の3連敗。現状、残留圏の15位名古屋とは勝ち点4差、16位鳥栖との勝ち点差は3だが、他チームは1試合少ない状況にある。10日の試合で13位横浜FM、14位湘南、15位名古屋が揃って勝利すると、残り2試合で勝ち点差は7以上に開き、柏の16位以下が確定、残留への道は相当険しくなる。16位になればJ2チームとのJ1参入プレーオフにまわることができるが、17位と18位は自動降格となる(J1ライセンスを持たない町田がJ2で2位以内に入れば、16位は残留、17位がJ1参入プレーオフに出場する)。「どうしても他を見てしまいますし、とにかく2連勝しないといけない。欲を言えば勝ち点1でも積み上げるべきだった」。昨季は大宮で残留争いを演じた瀬川の言葉が重くのしかかる。

「誰か1人下を向いたら難しい」。新潟時代に最終節で奇跡の残留を果たしているDF鈴木大輔は、厳しい表情を崩さずただ前を向いた。

 


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