シティがCLで不名誉な記録…ペップの代理監督「がっかりしている」
UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループリーグ第1節が19日に行われ、マンチェスター・シティ(イングランド)はホームでリヨン(フランス)に1-2で敗れた。この敗戦により、不名誉な記録を作ってしまったと英『メトロ』が伝えている。
シティは前半26分にリヨンのFWマクスウェル・コルネに先制ゴールを許すと、同43分にはFWナビル・フェキルに追加点を献上。後半22分にMFベルナルド・シウバが決めて1点を返したが、1-2でタイムアップを迎えた。
この黒星により、昨季から通じて欧州CL4連敗。同メディアによると、イングランドのチームとしてワースト記録になるという。
シティは昨季の決勝トーナメント1回戦第2戦でバーゼル(スイス)に1-2の敗戦。2試合合計5-2で勝ち抜けを決めたものの、続く準々決勝でリバプールにアウェーで0-3、ホームで1-2の敗北を喫していた。
ベンチ入り停止のジョゼップ・グアルディオラ監督に代わって指揮を執ったミケル・アルテタコーチは、「もし今日のようなゴールを許していたら、今後も難しくなるだろう。交代選手を入れて状況は改善されたが、時すでに遅しだった」と反省。「この結果にはがっかりしている。私たちは基本的にホームで強いからね」と肩を落としている。
PFA年間最優秀選手賞ノミネート6名が発表…首位マンCから3人が選出
イングランドサッカー選手協会(PFA)は14日、2017-2018シーズンのPFA年間最優秀選手候補6名を発表した。
イングランド国内でプレーする選手を対象に、そのシーズンに最も活躍した選手に送られるPFA年間最優秀選手賞。プレミアリーグで首位を独走するマンチェスター・Cからは15アシストでランキングトップを走るベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネや、スペイン代表MFダビド・シルバ、ドイツ代表FWレロイ・サネが最終候補者に残った。また、2位マンチェスター・Uからは守護神のスペイン代表GKダビド・デヘアがノミネートされている。
また、若手選手に送られるU-23PFA年間最優秀選手候補6名には、マンチェスター・Cのイングランド代表FWラヒーム・スターリングやマンチェスター・Uの同代表MFマーカス・ラッシュフォードらが選出されている。
受賞者は、4月22日に発表される予定。
以下、PFA年間最優秀選手賞ノミネート選手。
GKダビド・デヘア(マンチェスター・U)
MFケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・C)
MFダビド・シルバ(マンチェスター・C)
FWモハメド・サラー(リヴァプール)
FWレロイ・サネ(マンチェスター・C)
FWハリー・ケイン(トッテナム)
以下、U-23PFA年間最優秀選手賞ノミネート選手。(シーズン開始時の年齢が23歳以下)
GKエデルソン(マンチェスター・C)
DFライアン・セセニョン(フルハム)
FWハリー・ケイン(トッテナム)
FWマーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・U)
FWレロイ・サネ(マンチェスター・C)
FWラヒーム・スターリング(マンチェスター・C)
なお、2017年のPFA年間最優秀選手は、プレミアリーグで優勝したチェルシーを支えたフランス代表MFエンゴロ・カンテが受賞。U-23PFA年間最優秀選手はトッテナムのイングランド代表MFデレ・アリが2年連続で受賞していた。
本田圭佑が2戦連続ゴール&芸術アシスト! パチューカ3-1勝利、PO出場圏内に浮上
右サイドから得意の形で切れ込み豪快に左足一閃、“40mスルーパス”で2点目演出
パチューカの日本代表FW本田圭佑は、現地時間14日に行われたリーガMX(メキシコリーグ)後期第15節サントス・ラグーナ戦に先発出場。前半24分に右サイド縦パスを受けると、得意の形から左足を振り抜き2試合連続ゴール、さらに同30分には40mスルーパスを通してチーム2点目をアシストした。試合はその後、1点を返されたもののパチューカが3-1で勝利し、暫定でプレーオフ出場圏内となる8位に浮上した。
前節のプエブラ戦(6-2)で2ゴールの活躍を見せた本田は、この日も先発出場。後期リーグも残り3試合、8位以上に与えられるプレーオフ出場権を懸けて勝利が求められるなか、ここまで後期6得点6アシストの活躍を見せているレフティーが期待に応えた。
パチューカが序盤からリズム良く攻撃を仕掛けるなか、前半24分に本田が右サイドのペナルティーエリア手前でフリーとなり縦パスを受ける。中に切れ込む得意の形から左足を振り抜くと、豪快な一撃がゴール左隅に吸い込まれた。これで本田は2試合連続ゴールとなり、今季リーグ戦で通算10得点目。公式戦通算でも13ゴールとなり、自身が今季の目標とする「15」にまた一歩近づいた。
さらに本田は同30分、センターサークル内でボールを受けると、2タッチ目で相手最終ラインの間を通す圧巻の“40mスルーパス”。左サイドを駆け上がったDFエリック・アギーレが流し込み、2-0とした。
同38分にサントス・ラグーナに1点を返されて迎えた後半、パチューカの攻撃には前半ほどの鋭さはなくなったものの、本田がボールを受けてリズムを作ろうとする。だが前節終了時点で2位に位置する相手にボールを持たれる時間が増え、攻め込まれるシーンも増えたが、本田を含めたチーム全体が粘りの守備を見せると、後半40分にFWセバスティアン・パラシオスがゴール。3-1で勝利したパチューカはプレーオフ進出に向けて大きな勝ち点3をつかみ、暫定で8位に浮上した。
好調を維持し1得点1アシストをマークした本田は、これで今季リーグ戦通算10ゴール7アシスト。ロシア・ワールドカップ(W杯)の日本代表メンバー入りへ向けて、西野朗新監督に対して好アピールになったことは間違いない。
ドルトムントFWオーバメヤン、アーセナル移籍が正式決定! 移籍金は86億円に
柏、快勝でACL本戦出場決定。タイ強豪にクリスティアーノ2発&伊東で3-0
【柏レイソル 3-0 ムアントン・ユナイテッド ACL予選プレーオフ】
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)予選プレーオフの試合が30日に行われ、柏レイソルがタイのムアントン・ユナイテッドと対戦した。
柏は昨季のJ1を4位で終了。3位のセレッソ大阪が天皇杯優勝を飾ったことで、繰り上げの形でACL予選出場権を手に入れた。本戦への出場を目指し、昨季タイリーグ2位の強豪ムアントンをホームに迎える。
大宮アルディージャからの移籍で加入した“新10番”江坂がトップ下に入って先発デビュー。一方のムアントンはヴィッセル神戸移籍が決まっているDFティーラトン、サンフレッチェ移籍が決まっているFWティーラシン、元JリーガーのMFイ・ホ、FWヘベルチらが先発に名を連ねた。
23分にはクリスティアーノのクロスに合わせた江坂のボレーがわずかに外れるなど、チャンスはあった柏だが前半は無得点。前半終了間際にイ・ホが抜け出した危ない形もGK中村の好守で阻み、スコアレスで前半を折り返した。
後半立ち上がりの51分には待望の先制点が生まれる。小池の縦パスを受けた伊東がエリア内右サイドに抜け出し、ゴール前へ低いクロス。これをクリスティアーノが押し込んで柏がリードを奪った。
さらに62分、1点目と同じ2人のプレーで追加点。伊東がディフェンスラインの裏へ送ったスルーパスをクリスティアーノが受け、相手DFをかわして自身2点目となるシュートを蹴り込んだ。
そのまま2点リードで迎えた終了間際の89分には、この日2アシストの伊東が左サイドのユン・ソギョンからのクロスを受けて自らゴール。3-0の快勝を収めた柏が3年ぶりとなるACLグループステージ出場を決めた。
【得点者】
51分 1-0 クリスティアーノ(柏)
62分 2-0 クリスティアーノ(柏)
89分 3-0 伊東純也(柏)
シティ撃破のリバプール、得点揃い踏みの3トップに新愛称「スリリング・スリー」
サラー、フィルミーノ、マネらのゴールで4得点 難敵撃破に監督歓喜「歴史的な勝利」
リバプールは現地時間14日にプレミア首位を独走するマンチェスター・シティを4-3で破った。23試合目にしてシティに今季リーグ戦初黒星をつけた“レッズ”は、超強力3トップが躍動。ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョが抜け、「ファブ・フォー(Fab Four)」に代わって、新たに「スリリング・スリー(’Thrilling Three)」の愛称が与えられた。
リバプールは自慢の攻撃陣で、ペップ・グアルディオラ監督率いる無敵のシティを撃破した。
前半9分にイングランド代表MFアレックス・チェンバレンのゴールで先制点を奪った後は、後半14分にブラジル代表FWロベルト・フィルミーノのループシュート、同16分にセネガル代表FWサディオ・マネの左足の強烈なミドル、そして同23分にはエジプト代表FWモハメド・サラーがGKが飛び出してがら空きのゴールへ約35メートルの距離からロングシュートを決めて計4ゴールを挙げた。
追いすがるシティに3失点を喫したものの、そのまま1点差逃げ切ったリバプール。ユルゲン・クロップ監督は「歴史的な勝利」と喜びを爆発させた。
マン・Cの「爆弾回し」を見逃さなかったサディオ・マネの追加点!
今週のプレミアムゴールは、プレミアリーグ第23節リヴァプール対マンチェスター・シティの後半16分に決まった、3-1と突き放すサディオ・マネの追加点!
GKエデルソンのゴールキックから再開した場面だった。シティはリヴァプールのハイプレスに対し、足元でつないで左サイドから運び、下がってきたアグエロがボールキープ。フリーのフェルナンジーニョに渡し、プレスからの脱出に一旦は成功した。
ところが、ここからアレッ、というようなパスが続く。まず、ライン間にポジションを取ったデ・ブルイネがパスを欲しがったが、フェルナンジーニョは展開せず。再び左サイドバックのダニーロへ簡単に渡した。前へ運ばない味方に対し、デ・ブルイネは両手を挙げて不満を示す。
そしてダニーロも縦に出さず、結局フェルナンジーニョへ平行パスを戻す。すると2度目は相手にグッと寄せられ、近くの味方へ回避。ボールを渡されたギュンドアンも、鋭いプレッシャーを受けてバックパス。
このバックパスが、右サイドへ展開しろとメッセージ込みのパスだったなら、難なくプレスをはがせたかもしれない。ところが、ギュンドアンのバックパスは、それとは逆の左足側へ。これでは展開も不可能。追い込まれたオタメンディは、サラーの鋭いプレスの餌食となり、ボールを奪われた。そしてショートカウンターからマネに左足でミドルシュートをぶち込まれ、シティは1-3と突き放された。