ユベントス指揮官、ロナウド退場に「VARがあれば」と嘆く
【AFP＝時事】サッカー欧州チャンピオンズリーグ（UEFA Champions League 2018-19）、グループH第1節のバレンシア（Valencia CF）戦で、ユベントス（Juventus）のクリスティアーノ・ロナウド（Cristiano Ronaldo）が一発退場を宣告されたことについて、チームを率いるマッシミリアーノ・アレグリ（Massimiliano Allegri）監督は、ビデオ・アシスタント・レフェリー（VAR）がチャンピオンズリーグで導入されていないことを嘆いた。
敵地メスタージャ・スタジアム（Mestalla Stadium）で、ロナウドは29分、バレンシアのDFジェイソン・ムリージョ（Jeison Murillo）と衝突した後にフェリックス・ブリッヒ（Felix Brych）主審からレッドカードを提示された。両選手はペナルティーエリアに入りながら交錯し、ロナウドの足が引っかかったような形でムリージョが転倒。ロナウドがムリージョの頭を触って立つように促すと、主審は退場という厳しい判定を下し、ロナウドは涙ぐみながらピッチを後にした。
ロナウドの反則と異議について、欧州サッカー連盟（UEFA）がどのような処分を下すかはまだ分からないが、10月2日にユベントスのホームで行われるBSCヤングボーイズ（BSC Young Boys）戦は出場停止になる見込み。その後チームはマンチェスター・ユナイテッド（Manchester United）との難しい連戦が控えている。
ミラレム・ピャニッチ（Miralem Pjanic）のPK2発で勝利を収めたユベントスだが、アレグリ監督は試合後、「私に言えるのはただ一つ、VARがあれば、主審が正しい判定する助けになっただろうということだ」とコメントした。
「チャンピオンズリーグの試合で、こうした出来事で選手が1人少なくなるのは残念だ。きょうはそれが原因で負ける可能性があったし、次の試合も彼を欠くことになる」
チャンピオンズリーグのVARについて、UEFAはこの夏のW杯ロシア大会（2018 World Cup）でもおおむね成功したVARを、来季から採用することを示唆している。
