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「選手として成長するために…」 浦和の高木がC大阪に完全移籍、駒井は札幌へ期限付き移籍

オナイウはJ2山口へ、田村は福岡復帰を発表

 J1の浦和レッズは5日、所属する4選手の移籍を発表。FW高木俊幸ルヴァンカップ天皇杯の二冠を制したセレッソ大阪に完全移籍、MF駒井善成北海道コンサドーレ札幌期限付き移籍、FWオナイウ阿道はJ2のレノファ山口FC期限付き移籍、レンタル加入中だったDF田村友はJ2アビスパ福岡に復帰することが決まった。

 同日に横浜F・マリノスからMFマルティノス柏レイソルからMF武富孝介の完全移籍での獲得を発表していた浦和が、今度は現有戦力の移籍を発表した。

 26歳の高木は2015年に清水エスパルスから加入し3シーズンにわたってプレー。分厚い選手層を前に出場機会は限られていたが、昨季のAFCアジアチャンピオンズリーグACL)の準々決勝、川崎フロンターレとの第2戦では逆転弾を叩き込むなど印象的な活躍を見せた。浦和を通じて「レッズでの3年間はなかなか継続して出場できず、もどかしい部分もありましたが、みなさんと勝ち獲ったルヴァンカップACLは、自分にとってかけがえのないものです。レッズに来て、ファン・サポーターのみなさんの偉大さ、存在の大きさをあらためて知ることができました」とコメント。さらに「自分が一番印象に残っているのは、浦和レッズに初めて来たシーズンで、なかなか点を取れずに苦しんだときもファン・サポーターのみなさんの励ましがあって、ようやく得点を取れたときにみなさんが自分のことのように喜んでくれたことです。本当にうれしかったです」と、サポーターへの感謝を綴った。

 その上で、「選手として成長するためには、もう一度、新たな環境でチャレンジする必要があると感じ、今回、移籍を決断いたしました。3年間でしたが、浦和レッズの一員としてプレーできたことを誇りに思います」と、新天地へ挑戦する思いを明かしている。

 駒井は16年に浦和レッズに加入。貴重なサイドアタッカーとして活躍したが、「昨シーズンの後半戦は、特にあまりチームの力になれませんでしたが、ファン・サポーターのみなさまの応援が本当に力になりました。札幌でより力をつけて帰ってこられたらなと考えています」と、さらなる出場機会を求めて札幌行きを決断。なお、来季は浦和との公式戦に出場することができないと発表されている。

 

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