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ポドルスキ、古巣ケルンの低迷に「涙が出てくる」…日本のW杯は「2位突破で成功」

ヴィッセル神戸の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが、地元の古巣ケルンの現状に胸を痛めている。ドイツ紙『ビルト』が伝えた。
 ケルンは今シーズンのブンデスリーガ開幕から14戦未勝利と低迷が続き、勝ち点はわずか3で最下位に沈んでいる。3日には、2013年から1部復帰や25年ぶりの欧州大会に導いてきたペーター・シュテーガー監督の退任がついに発表された。
 そんな古巣の状況に、ポドルスキは「遠く日本にも伝わってくるケルンの状況に、涙が出てくるよ。それは順位だけの問題じゃなくて、昨日の監督交代までの動きもそうだ」と、『ビルト』紙内の自身のコラムに素直な心境をつづっている。
「シュテーガー監督は約4年間も素晴らしい働きをしてきたんだ。本来なら、他にも解決方法があったはずだ。あんなに混乱を呼び込むような時間稼ぎは、シュテーガー監督への扱いとしてふさわしくない。結局は“敗者”が残っただけじゃないか。シュテーガー監督はあんなカオスのような状況でも、人としての一線を超えることはなかった」
 監督退任の前には、同じくケルンの成長を支えてきたマネージャーのヨルク・シュマトケ氏も辞任。これにポドルスキは、「マネージャーがテーマになるのは普通のことだけれど、この最近のケルンの話は度が過ぎている。昔のケルンを強く思い起こさせるよ。それでも、前を向かないといけない」とカオスに陥った古巣の現状を嘆いた。
 また、ワールドカップの組み合わせについても見解を示している。日本については、「“僕の”日本代表は、アジア予選では比較的ラクに突破できた。選手たちは個々人のレベルではとても良く訓練されているし、技術的にも高い。欧州でプレーしている選手もいる。それでも、ポーランド、コロンビア、そしてセネガルが集うグループならで2位突破が出来れば成功と言えるだろうね」と語った。
 優勝候補とも目される前回王者ドイツ代表に関しては、「僕らのドイツ代表にとっては、3戦全勝が求められる」と強気の姿勢を崩さなかった。

 

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