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「シュートまで行けない」 なでしこ高倉監督、北朝鮮戦不発で攻撃の迫力不足に嘆き節

 

北朝鮮戦で勝利が絶対条件だった日本はノーゴール、後半に2失点で敗戦

 なでしこジャパン日本女子代表)は15日、フクダ電子アリーナでのE-1選手権最終戦北朝鮮に臨み、前半を0-0で折り返したが、後半に2失点して0-2で敗戦。3大会ぶり3度目の優勝を逃した。

 初戦(8日)で韓国に3-2、第2戦(11日)で中国に1-0と勝利して2連勝を飾った日本は、同じく連勝の北朝鮮と優勝を懸けて最終戦で激突。前半は一進一退の攻防を繰り広げるも、後半20分と同37分に失点して、0-2で敗れた。

 優勝には勝利が絶対条件だった日本は惜しくも涙を呑む形となったなか、チームを率いる高倉麻子監督は「試合の入りは良くボールも動いていたし、狙いを少しは表現できた」と一定の評価を下しつつも、「シュートまで行けないなかで失点してしまった」と攻撃面での迫力不足を嘆いた。

 2位で終えた大会について、高倉監督は「真剣勝負のなか、プレーの判断のところで流れが変わってくることが実感できたと思う」と収穫を口にしている。もっとも「点を取らないと勝負は勝てない。突き詰めていかないと、中途半端なチームになってしまう。またしっかり取り組んでいきたい」と危機感を露わにした。

 来年4月に2019年ワールドカップ予選を兼ねたアジアカップ(ヨルダン)が行われる。今大会で経験を積んだなでしこジャパンは、ヨルダンの地で成長した姿を見せてくれるに違いない。

 

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