footballマガジン

世界のサッカー情報局

逆転弾でレアルを救ったベイル、ビデオ判定に否定的見解「好きではない」

13日に行われたFIFAクラブワールドカップ UAE 2017準決勝で、レアル・マドリード(スペイン)はアル・ジャジーラUAE)に2-1と逆転勝利。2大会連続の決勝進出を決めた。レアル・マドリードウェールズ代表FWギャレス・ベイルとスペイン代表DFナチョ・フェルナンデスが試合後に語ったコメントを、13日付のスペイン紙『マルカ』が伝えている。

 同試合では、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によるオフサイド判定により、2つのゴールが無効となった。まずは30分、ブラジル代表MFカゼミーロがゴールネットを揺らしたものの、得点は認められず。さらに、アル・ジャジーラが1点リードで迎えた47分には、モロッコ代表MFムバラク・ブスファの追加点が取り消された。

 81分に決勝ゴールを記録したベイルは、試合を大きく動かすことになったVARの採用に対して異議を唱えている。試合後のインタビューでVARに話題が及ぶと「僕は好きではない」と自身の考えを吐露。「VARがないサッカーの方が良いと思うね」と続け、導入に反対する立場にあることを明らかにした。

 一方、フル出場のナチョはVARについての質問に「改善が必要だ」と回答。「試合が止まることで少しの混乱が生じるのは、事実だと言える」と、現在の難点を指摘した。しかしVARの導入自体については、「サッカーを向上するためのものなら、どんなものでも歓迎されるべきだ」と、肯定的な見解を示している。

 選手によっても導入への意見が異なっているVAR。FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、2018 FIFAワールドカップ ロシアでの採用を明言しているが、今後の動向に注目が集まるところだ。

 

https://blog.with2.net/link/?1946056