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上手い相手からボールを取る方法

日本代表の長谷部選手はドイツのチームでキャプテンを任せられるほどの信頼を勝ち取っている。私の視点から長谷部選手のプレーについてなにか子供に与えられるものはないか探してみました。それは特別足が速いわけではない、かと言って体が特別大きいわけでもない、基本的なことかもしれないけど小学低学年の子供に教えることは、ボールを持っているドリブルが速い敵にはまずボールを取りに行くのではなく第1にパスコースを切る。そして第2にパスコースを切りながら相手に近づいて行き、なるべくたくさんの足を出してボールに触り(蹴っ飛ばす)相手のボールコントロールを狂わせること、そのあとはどうマイボールにするかであると思います。今回の課題として早速実践練習をしてみたいと思います。練習法は近日公開します。

 

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 【日本時間21日22時半にキックオフ予定のフランクフルト対ドルトムントは、ブンデスリーガ第8節屈指の好カードだ。国内リーグ2連勝中で7位につける好調の前者が、ホームのコメルツバンク・アレーナで首位チームを迎え撃つ。

スコアレスドローだった開幕戦を除く6試合すべてが、1点差での決着という接戦を演じてきたフランクフルトの強みはディフェンス。その中核を担っているのが日本代表の長谷部誠で、今シーズンもリベロあるいはボランチとして守備陣を統率している。ケガなどの不測の事態が起きないかぎり、ドルトムント戦でのスタメン落ちは考えにくい。

ここまで3失点以上を喫したことが1試合もなく、3度のクリーンシートを記録しているフランクフルトが、リーグ最多の23得点を誇るドルトムント攻撃陣を抑えられるかが大きな見どころだ。リベロでの起用が濃厚な長谷部には自身の脇を固めるCB、ダビド・アブラアムやマルコ・ルスと緊密にコミュニケーションを取りながら、得点ランクトップに立つピエール・エメリク・オーバメヤンを封じなければならない。

フランクフルトの予想システムは3-4-2-1。守備時は5バック気味に構え、粘り強く守りながらカウンターに活路を見出す戦い方になるかもしれない。ドルトムントとの力関係を考えたニコ・コヴァチ監督が、普段以上にハイプレスよりリトリートを用いる可能性があるからだ。守備のキーマンが長谷部なら、速攻のカギを握るのはスピード豊かでドリブルで長距離を持ち運べるアタッカーのアンテ・レビッチとミヤト・ガチノビッチ。もちろん、両雄の良さを引き出す長谷部やケヴィン・プリンス・ボアテングのパスもカウンターの成否を左右する。

一方のドルトムント守備陣が警戒すべきは3戦連発中と絶好調のレビッチと、第6節のシュトゥットガルト戦で劇的な決勝ゴール、前節のハノーファー戦では貴重な先制点を奪ったCFセバスティアン・アレ。ディフェンスリーダーのソクラティス・パパスタソプーロスが出場停止なうえ、チャンピオンズリーグAPOEL戦で太腿を負傷したエメル・トプラクも欠場予定と、二人の主力CBを欠いた状態で堅守を維持できるか。

負傷離脱中のウカシュ・ピシュチェクの代役を務める右サイドバック、ジェレミー・トルヤンも不安要素の一つ。前節のRBライプツィヒ戦では軽率な守備対応で、2失点の原因になった。積極果敢にエリア内まで侵入するなど攻撃的なウイングバック、イェトロ・ヴィレムスとのマッチアップが熾烈を極めそうだ。

10月17日のAPOEL戦で先発フル出場した香川真司は、その一戦で序列を上げるようなインパクトを残せず、ゴンサロ・カストロとのローテーションでベンチスタートが予想される。第6節のアウグスブルク戦で芸術的なループシュートを決めたものの、マリオ・ゲッツェやマフムード・ダフードを含めたライバルの存在もあり、依然として絶対的なレギュラーとは言い難い状況だ。

ドルトムントはフランクフルトとのアウェーゲームで3連敗しているように、コメルツバンク・アレーナが鬼門になりつつある。実は香川にとってもフランクフルトは得意な相手ではなく、DFBポカールを含めた過去8度の対戦で、ゴールもしくはアシストを記録したのは2試合だけ。目に見える結果を残すには難敵であるのは間違いなく、互いの手の内を知り尽くす長谷部の牙城を崩さなければならない。

いまなお首位に立っているとはいえ、公式戦2試合連続で白星のないドルトムントは再び上昇気流に乗るためにも是が非でも勝利を収めたいところ。対するフランクフルトはドローでも御の字だが、勝てばドルトムントに勝ち点3差と肉薄する。アウェーチームが勢いを取り戻すか、2連勝中のホームチームがさらに波に乗るのか。そして、長谷部と香川の両日本人プレーヤーがどんなパフォーマンスを見せるのか興味は尽きない。

なお、フランクフルトに所属する鎌田大地は直近2試合でメンバー外。今回の一戦で起用される可能性も低く、雌伏して時の至るのを待つしかないところか。

以下は予想スタメンとシステム。

【フランクフルト/3-4-2-1】

GKフラデツキー、DFルス、長谷部、アブラアム、MFチャンドラー、ボアテングデ・グズマン、ヴィレムス、レビッチ、ガチノビッチ、FWアレ

※出場停止……ファレット

※主なケガ人……マイアー、ファビアン、フェルナンデス、マスカレル

ドルトムント/4-3-3】

GKビュルキ、DFトルヤン、バルトラ、ザガドゥー、シュメルツァー、MFシャヒン、カストロゲッツェ、FWヤルモレンコ、オーバメヤン、フィリップ

※出場停止……ソクラティス

※主なケガ人……トプラク、シュールレ、ゲレイロ、ピシュチェク、ロイス】